省庁内に共通する情報システムの企画立案、個別システムの調整等について、統括責任体制を補佐する中核的なスタッフ機能を整備充実する。
(2) 人的基盤の充実
(2)−1 限られた人的資源を有効に活用し、円滑かつ効率的なシステム運営を行うため、情報システムの企画立案、開発及び運用管理の各段階において、業務形態等を勘案しつつ、コンサルタント、システムインテグレータ等の外部リソースの積極的な活用を図る。
(2)−2 情報システム部門の要員について、職員研修等の一層の充実、情報システム部門間や情報システム以外の部門との人事交流の推進などにより、企画・調整要員、システム評価要員等、高度な技術を有しつつ幅広く組織運営の責務を担い得る要員の養成確保に努める。
(2)−3 職員の情報活用能力、いわゆる情報リテラシーの向上を図る観点から、情報システム関連研修等の一層の充実を図るとともに、セミナー、シンポジウムなど種々の機会をとらえて、情報モラルの普及啓発に努める。また、情報システム部門との人事交流などにより、ユーザー部門における情報化をリードする中核的な人材の養成に努める。
(3) 予算及び調達の改善
(3)−1 計画的な取組が必要な大規模システム開発など多年度を要する情報化プロジェクトについて、円滑かつ効率的な実施を推進するため、必要に応じて国庫債務負担行為制度の活用を図る。
(3)−2 コンピュータ製品等の調達関連業務について、具体的取引価格等に関する情報の把握・流通方策、ソフトウェアの評価・見積り方策等を検討し、その一層の効率化・適正化を図る。
第3 共通実施事項
各省庁は、第2の整備方針に基づき、共同・分担して以下の事項を実施する。
1 情報化の進展に対応した行政情報システムの整備
(1)行政情報の電子化と高度利用
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